お疲れ様です。運用部のKSです。
今回お話させていただくのは今年の7月に公開された「midjourney」という画像生成サービスについてです。
この「midjourney」というサービスは、自分の入力したワードを元にAIが瞬時に絵を書いてデータとして出力してくれるというものなのですが、そのAIが書いたイラストがあまりにも芸術的で高クオリティなためネットで話題になりました。
私も最初は半信半疑ながらも情報を追っていたのですが、興味がわいたので使ってみました。
それがサムネの画像となります。
美術館に飾られている絵画のようですよね。
入力ワードは「時間」「空」
試しにもう1枚作ってみました。
入力ワードは「雪」「花」
たったこの二つのワードからこんな綺麗な絵が1分もかからずに出力出来てしまいました。
すごい時代になったなと思います。
Twitterのタイムラインでは、この画像生成サービスが話題を呼んでいたのですが、それと同時に「AIが作成した画像」という点で海外では既に波紋も巻き起こっていました。
midjourneyで作成した絵が美術コンクールで1位に受賞となり、コンクールの参加者から非難されたという記事になります。
人が作ったものではなく、AIが作成した絵を審査員たちが選んだという事実は、絵を生業としている人からすればたまったものではないでしょう。
時間をかけて毎日コツコツと書いた絵が、何の労力もかけず瞬時に作成されたものに負けたのですから怒りすら覚えるのではないでしょうか。
ただそのコンクールは「AIを使用して作成した絵で参加してはいけない」というレギュレーションは設けていなかったようなので、ルール上は何も問題はないとのことでした。
このことから今後絵のコンクールを開く際には、「芸術性そのものを競う」のか「いかに人間が上手く芸術的な表現を行える」のか。
目的を正確にする必要があると意見が交わされているようです。
今回は「AIが人間と見劣りしないほどの絵が描けるようになった」ということで、このような問題が起きましたが、更にAIの技術が進めば絵だけではなく、色々なものが人間の代わりに成り代わる未来が本当に来るのではと思いました。
今は簡単な受付や案内はAIに任せるといった動きも出てきています。
このままAI技術が発展し、今よりも複雑な受け答えができるようになったとしたら、
いずれは「※デトロイト・ビカム・ヒューマン」の世界がいずれ訪れるのではないかと思いました。
まあ、仮にその世界が本当のものになったとしても、そんな世界になるまでには自分はもういないとは思いますので、無用な心配といえばそこまでなのですが、
ただもし本当にそういった未来が来たとしても、人間社会にうまく馴染み、人々の役に立つような世の中になってほしいと思います。(文:運用部KS