開発部

コピペの活用+α(鮃と鰈のちがい)

開発のオジサンエンジニアDJです。今回はコピペの活用術について書きます。

?「コピペ」とは…

Q.「コピペ」とは何のことか?A.「コピーアンドペースト」の略です。

マウス操作なら右クリックメニューからコピー、右クリックメニューから貼り付け。キーボードによるショートカットなら「Ctrl」キー+cでコピー、「Ctrl」キー+vで貼り付け。

このコピーアンドペーストが語源となり「コピペ」という言葉が誕生したとされています。

この概念自体はwindows普及以前からUNIX標準エディタVI(ヴイアイ)から存在していました。私の先輩から聞いた時には「コピッペ」でした。『え?』と思いますが、以前私が「コピペ」という言葉を聞いた時には違和感がありました。「コピッペ」で慣れ親しんでおりましたので、『「コピッペ」もしくは「コピペ-」だろ!』って。

コピってペーストする?コピッペ

コピー&ペースト?コピペ-

先入観が無ければこっちの方がナチュラルに受け入れられるかと思うのですが、既に「コピペ」で浸透しきっているのでどうにもならない所です。

?コピペの活用

コピペをこなすための重要なポイントは「コピー」でもなく「ペースト」でもなく「範囲指定」です!

範囲指定の方法としてマウスによるドラッグが基本操作としてはありますが、如何せん焦れったく感じます。実際に私はこんな方法で範囲指定しています。

?ダブルクリックで単語を範囲指定

単語レベルでの範囲指定に限定されますが、「変数」、「関数」、「タグ」、「クラス」etcのコピーには有効ではないかと思われます。

?トリプルクリックで1行を範囲指定

一行レベルでコピーしたいときはトリプルクリックも有効です。一行というケースに限定されますが、一行だけコピーするシーンは結構あると思います。

?Shiftキー、Ctrlキー、カーソルキーで範囲指定

テキストエディタ、統合開発環境、オーサリングツールなどテキストを編集する場面ではマウスよりキーボードで操作するシーンが増えます。「Shift」+左右カーソルでは一文字ずつでの範囲指定、「Shift」+「Ctrl」+左右カーソルでは単語レベルでの範囲指定、「Shift」+上下カーソルでは行単位での範囲指定ができます。

?マウスで複数行を範囲指定

上記の環境では左に行番号が表示される場合が多いですが、その表示されている行番号のあたりをドラッグすると行レベルで範囲指定ができます。どっちが良いという訳でなく行での範囲指定をする方法として2パターン覚えておくと便利ではないでしょうか?

?コピペを活用する効果

コレはもう、タイプミスの防止という意味が大きいです。

目視してタイプして、実行して動かない。「何故だ?!」「変数名を間違っているからさ…。」デバッグしてても自分のミスは中々気づけない。ヘルプを呼んで、チェックしてもらっても中々気づけない。まさかタイプするときに読み取り間違いがあるとは…。この時間は結構もったいなく感じます。

『「_(アンダーバー)」で書くべき所「-(ハイフン)」で書いてしまった。』『「l(小文字のエル)」と「I(大文字のアイ)」を間違えて打ち込んでしまった。』など。書いた本人がまず目視、レビューする人ももちろん目視、デバッガーももちろん目視、…なので結構見逃されてたりするんです。

みなさんも、たかが数文字だからといって目視して確認してタイプするのではなく、コピペを活用する方針にしてみてはいかがでしょうか?

?鮃[ヒラメ]と鰈[カレイ]のちがいについて

ちょっと気晴らしに他のお話も添えておきます。

?左ヒラメに右カレイ

鮃[ヒラメ]と鰈[カレイ]の見分け方として、表題の言葉が用いられていますがコレは国内のケースでのみ言える事で、海外まで広めてしまうとカレイなのに魚体の左、ヒラメなのに魚体の右というケースがあるのは無論、親が右寄りなのに子が左寄りになったりする種もあります。「ヌマガレイ」はカレイなのに左に寄っている種です。さらに一部地域では右側に寄っている個体も存在するそうで…。

?食性

ヒラメは肉食性でカレイは草食性。ヒラメは魚を捕らえて食べるマッチョな魚に対して、カレイはゴカイ・プランクトンなど植物・虫類を捕食する大人しい魚です。

?魚体の大きさ

ヒラメは上記の通り、魚を捕食する種であるため大きめです。カレイはその姿のまま唐揚げ・煮つけなど姿のまま調理されることがありますが、小さいのが分かります。ただ、「オヒョウ」というカレイはカレイのくせにヒラメより大きいです。大きいものは4m(メートル)あるとか、ないとか…。低価格回転すし店などのカレイ・エンガワなどはオヒョウが使われているケースが多いです。

?お顔立ち

顔つきは食生活によるものなのか、ヒラメは鋭い目つきに大きな歯が目立ちます。カレイはおちょぼ口で「植物・虫を食べるにはこのくらいで不自由しないだろうな」くらいにカワイイ顔立ちです

?海底に同化する方法

ヒラメとカレイは海底へ同化する方法に違いがあり、ヒラメは魚体自体の色を海底と同じ色に変化させるのに対して、カレイは砂を被って海底に同化します。カレイのこの同化方法は目が魚体より飛び出ていないと、周囲を確認する事が出来ないのです。カレイのから揚げなど姿がそのまま出される料理を目にしたことがある方なら確認できるかと思います。つまりヒラメは目が出る必要性が無く、魚体と平らでも問題ないのです。要するに「目が平ら」→「平らな目」→「平ら目」→「ひらめ」→「ヒラメ」

…お後が宜しいようで。

?単価のちがい

ヒラメとカレイ、おなじような見た目でもヒラメが高級魚でカレイが大衆魚です。似ているのにコチラは高級魚なのにアチラは大衆魚というのは他にも見られます。(マアジは大衆魚だけど、シマアジは高級魚!など)

エンガワでも安価なすし店のエンガワは「(オヒョウ・アブラカレイなど)カレイのエンガワ」 高級なすし店では「ヒラメのエンガワ」が使われています。また、同じエンガワでも幅の広さで単位目方当たりの金額が変わってきます。(幅の広い方が高い)

そんな裏事情も楽しみながらみなさんもヒラメ&カレイの料理を楽しん頂けたらと思います。

?おしまいに…

次回は社会生活における数学の重要性について語らせて頂きます。最後までありがとうございました。次回もよろしくお願いします。

文:開発DJ