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食べ放題における元の取り方とは…

食べ放題ネタが好きな開発のオジサンエンジニアDJです。

今回は食べ放題で元を取る方法を解説します。

“食べ放題”の前に”乗り放題”で解説

まず電車のフリーパス切符(乗り放題)で元を取る方法を考えてみます。東京→大阪なら新幹線で片道約14000円の所、青春18きっぷなら1日1人あたり約2400円で普通列車が乗り放題で到達可能。ただし金銭的コストは大幅にカットできますが、時間的なコスト、精神的なコスト等それなりの犠牲を払ったような気分になります。目的地ではなく移動を楽しんでいるような感覚ですし、疲労感もソレなりです。青森とか、広島とか、より遠くまで乗ればお得とかそういう問題でなくなってきます。

無料で楽しめる食べ放題

回転寿司のガリ、牛丼屋の紅ショウガ、家系ラーメンのライスなどオプション料金が無料で食べ放題の入門にはちょうどいいと思いますが、沢山食べたいと思うか疑問です。ただし投資0円なので気が楽です。

ビールの飲み放題でシミュレーションしてみると…

ビール飲み放題2時間980円を例とします。この時、ある人Aさんが飲む1杯目のビールの満足度と4杯目のビールの満足度は違ってきます。

1杯目👈始めの一杯なので美味しく感じる。←500円の価値があると評価する。

2杯目👈美味しく感じるが、1杯目の美味しさまで行かない。←300円の価値があると評価する。

3杯目👈徐々に要らなくなる。←150円の価値があると評価する。

4杯目以降👈もう要らない。←0円(ほぼ価値はないと評価する。これ以上飲む価値はない。)

上記のシミュレーションにおいて「Aさんは980円を投資して950円の価値を得られる」という評価です。→飲み放題の元は取れない。この価値の感じ方は人それぞれで、ある人Bさんは2杯目も500円の価値を感じると判断するなら飲み放題をチョイスした方がベターとなります。

ちなみにビール代が1杯380円での単品注文方式ならAさんは1杯飲んで辞めておくのがベターという判断になります。元を取ろうと貧乏根性出してたくさん飲めば体調を壊しますし、食事を楽しむという本来の目的が台無しになってしまいます。

上記のビールと同様の事例としては「入れ替え制でない映画館」「ストリップ劇場」が近いと思われます。朝一の上映・公演から閉館まで入っていられますが、朝から晩まで館内で1日を過ごすことになり全部観ると入場料の元は取れたと思えるかもしれませんが、その日は終わってしまいます。おそらく初めて見る価値と、数回目に見る価値も変わってきます。

「◯◯放題」のみならず、全ての買い物・支払いにおいて「元が取れたか❓取れなかったか❓」という呪いが発生します。

◯◯放題にこだわり投資に対する元を取ろうとしてしまうのは呪いなのです。(参考:サンクコストの呪い

もっと言うと、◯◯放題(食べ放題/飲み放題/見放題/乗り放題)でなくとも「100円で買ったジュースの満足度は❓」「500円で買った弁当の満足度は❓」「2,000円で買った書籍の満足度は❓」「6,000円支払って入場したレジャー施設の満足度は❓」「毎月数千円の利用料を支払っているネット回線の満足度は❓」「毎月数万円の家賃を支払ってるアパートの満足度は❓」など「元が取れたか❓」「値段なりのパフォーマンスは得られたか❓」という概念は存在します。

「元が取れたか❓」を考える上で一番大事なのは「満足度」や「思い込み」

大切なのは「元が取れたか❓」ではなく「元が取れたと思えるか❓」です。要は「原価が高いモノを食べた❗」とかは関係なく、満足行けば「元が取れた❗」という事です。そして「元が取れた❗」と思い込めればそれで良しです。「量は食べれなかったけど、美味しく感じたので満足した。✌😆」「いろいろな種類のデザートを食べれて満足した。✌😁」とか…。

貧乏根性出した反省として「大盛にしたけど、食べ切れなくて罰金として+500円払った…。😰」「ラーメン替え玉無制限に行って追加で9玉食べたらお腹を壊した…。😭」などの事例があります。

みなさんもそれぞれの食べ放題、乗り放題、サブスク視聴放題ライフをお楽しみください。

文:開発DJ