初めまして、開発部のKKです。
皆さんは、「Windows Subsystem for Linux」略してWSLを使ったことはありますか?
8年前、Windows10 Homeで最初に使えるようになったときにはインストール前のおまじないがたくさん必要でしたが、月日は流れていまやコマンドプロンプトでコマンドを1個入れるだけでインストールできるようになりました。
インストールしてみよう
コマンドプロンプトを開き、
「wsl –install」
これだけです。これでWSLがインストールされます。何も指定しないとUbuntuになります。
ファイルの構築が終わると、一般ユーザを設定しろ、と表示されます。ユーザーネームを入れ、パスワードを設定します。これで終わりです。パスワードはsudoコマンドで管理権限が必要な時に使います。
(ここだけスクリーンショット撮り損ねちゃいましたから、microsoftの公式ページから画像を借用……)
DVDディスクやUSBメモリでPCに直接インストールしたUbuntuは最初から完全にGUIで操作できますから、あれはあれで日常使いにもおすすめなのですが、ここではまずは昔ながらのCUIでコマンドラインで操作します。
Linux環境に接続すると、最初はユーザーのホームディレクトリにいます。プロンプトにtopと入力してみましょう。
Ubuntu ですので、基本的なコマンドは標準で使えます。sed、awk、grep、sort、uniqなどのコマンドも最初から使えます。もちろんfindやhead、tail、perl、phpなんかも。
終わるときはexitコマンドです。ただし、Linux仮想マシン自体はwindowsを終了するまでバックグラウンドで動いています。
もちろん、Windowsアプリのひとつとしてインストールされますので、スタートメニューの「すべてのアプリ」のなかにちゃんとアイコンが登録されます。
このアイコンからアプリを起動する要領でさっき作った環境に接続できます。
Ubuntu以外もあります
Ubuntuの別のバージョンやほかのディストリビューションを使ってみたい場合も、ストアから選んでインストールするだけで追加できます。各ディストリビューションが公式版を随時公開してくれているので、安心してインストールできます。もちろん非公式版もいっぱいあります。
Microsoft Storeを起動し、WSL Linux と検索してみましょう。
Ubuntu、Kali、Rocky、Fedra……スクロールしていくとopenSUSEやOracle Linuxもありますね。見たことないディストリビューションもいっぱいあります。説明を見ているとわくわくして時間を忘れてしまいそうです。
最後に
新しいPCを用意したりしなくていいし、インストールは数分で終わりますし、すぐ使えます。Linuxはよくわかんない、というあなたも簡単に試せるのでぜひやってみてください。
便利なツールや使いこなし方などはまた次回以降にご紹介します。
では、また。
文: 開発部KK