HDDの不調に気づいた日
スタッフのm.oです。
ある日、パソコンを使っていると、いつもより動きが重くなっていることに気がつきました。何かがおかしいと感じ、タスクマネージャーを開いて確認してみると、ディスク使用率が100%になっているではありませんか。
「hdd タスクマネージャー 100」で検索して、OneDriveを停止させたり、仮想メモリの設定を見直したり、いくつか対処法を試してみたものの、一向に改善しませんでした。幸いにも、OSが入っているCドライブではなく、データ格納用の別ドライブに問題があるようでしたので、しばらくはだましだまし使っていました。
ドライブが表示されなくなった日
ところがある日、その別ドライブが突然エクスプローラーに表示されなくなってしまいました。これはさすがにまずいと思い、PCを再起動すると、なんとか再び表示されました。
そのドライブには長年にわたる写真データが大量に保存されており、これが消えると大変なことになります。さすがにバックアップを取らないといけないと決意し、新しいHDDを購入してデータのコピーを試みました。
データコピーの試行錯誤
新しいHDDをPCに接続し、データをコピーしようとしましたが、すぐにPCが固まってしまい、コピーができませんでした。ここでようやく、「HDDそのものが不良なのでは?」と疑い、ハードディスクのS.M.A.R.T.情報をチェックしたところ、やはり不良の表示が出ていました。
「これは厄介だ」と思い、PCに直接繋いでのコピーは難しいと判断し、単体でHDDをコピーできる「KURO-DACHI/CLONE/CRU3」を使ってコピーを試みることにしました。読取り側のドライブに不良セクターがあってもエラースキップ機能によってコピーを継続できる優秀なクローンマシンです。しかし、夜にコピーを開始し、翌朝まで10時間以上経過しても全く進んでおらず、コピーは失敗に終わりました。
最後の試行
諦めきれず、2回目も試みましたが、やはり結果は同じ。しかし、3回目の試行では、コピー開始直後に進行のランプが灯り、不良を示す赤ランプも点灯しましたが、最後まで完了しました。データの全てを細かくチェックしたわけではありませんが、コピーは無事成功し、事なきを得ました。
教訓
今回の経験を通して、HDDの不調には早めに気づき、定期的なチェックを怠らないことの重要性を改めて実感しました。また、バックアップも定期的に行っておくことが、データの安全を守る上で非常に大切です。私のように慌てる前に、ぜひみなさんも定期的なメンテナンスを心がけてください。
文:m.o