技術

自動販売機とキャッシュレス:その裏側にあるテクノロジーを覗く

こんにちは、開発部の dragon2 です。

もう10月だというのにまだまだ暑いですね。

この暑さに負けないくらいの情熱を捧げられるものが欲しい今日この頃です。

自動販売機の通信とは?

社内にある自動販売機でジュースを購入するときは iD を使っているのですが、ふとこの自動販売機の通信ってどうなってるんだ?と思いました。

社内にある自販機だから有線で繋げることは可能だけど、外にある自動販売機は有線で接続できるはずがない!

ということで、調べてみました。

自販機は大体モバイルデータ通信(3G/4G/5G)でネットに繋がっています。

簡単に言うと皆さんが使っている携帯電話の通信と同じってこと。

もちろん法人契約だし電話もしないから、プランも全然違うのだけれども。

Wi-Fiや有線の自販機もごく稀にあるみたい。

通信にはM2M(Machine to Machine)っていう機械同士がデータをやり取りする技術が使われて

いて、これはIoTの一部でもある。

モバイルデータ通信を使う問題点

例えばお祭りとか人で溢れかえっている場所だと通信がめっちゃ混雑する。

その時は、キャッシュレスがうまく動かないこともある。

ネットが遅いと決済も遅れるわけで、モバイル通信頼みだと自販機も人間も辛いところ。

そういえば昔、ポケモンGOフェスで横浜に行った時、フェスの中心地に行けば行くほど通信が悪くなっ

て何も出来なくなったことは今とはなってはいい思い出。

通信には SIMカードが使われいて、普通のスマホで使うSIMじゃなくて、企業向けの M2M とか IoT 用の特別なもの。

これを使うと、少ないデータ量で済むからコストも抑えられる。

みんな大好きFeliCa

そして、みんなが大好きな非接触型決済の代表「 FeliCa 」。

これはソニーが作った技術で、交通系ICカードの Suica や PASMO、あと Edy とかでもおなじみ。

スマホやカードをかざすだけで決済が済むのは、FeliCa のおかげ。

しかも超速い!1秒未満で決済完了だし、暗号化されてるからセキュリティもバッチリ。

まぁ、キャッシュレス対応の自販機は便利だけど、まだ通信の安定性が課題、と言ったところ。

最後に小ネタ

日本では FeliCa が多く使われていますが、グローバルでみると NFC が使われています。

ただ NFC は Felica ほど高速ではないですが、

Apple Pay や Google Pay は NFC を使っていて、アメリカやヨーロッパを中心に広く利用されていま

す。VISA や Mastercard のコンタクトレス決済も NFC を採用しています。

Felica 大丈夫??

文:開発部 dragon2