営業部のH・Uです。
仕事がらデスクワークが多いので、仕事中に「あっ、今すごく姿勢悪いなぁ」と
ふと気がついて、そのときは姿勢を正してみるものの、数時間後にはすぐ悪い姿勢に戻ってしまう、というような事が多いのではないでしょうか?
姿勢や座り方が悪いと…
①局部的な筋疲労や痛み
猫背、反り腰、ストレートネック、左右の歪み姿勢など、
継続的に不良姿勢をとっていると、一部の筋肉のみに過度な負荷がかかるため、
その筋肉の凝りや疲れ、痛み(頭痛、首凝り、肩こり、背中の張り、腰痛、鼠蹊部の痛み、膝痛、こむら返りなど)が発生してしまいます。
➁脳機能の低下
背中が丸まった「猫背での姿勢維持」は、呼吸が浅くなり、全身の血流も悪くなります。
体内に入ってくる酸素の量が少ないということは、
脳がしっかりと活動するのに必要な、酸素が少なくなり、
集中力や判断力、思考力の低下といった脳機能の低下を引き起こします。
また、酸素は血液に乗って脳を含めた全身に運ばれるため、猫背での姿勢維持は、
体内に取り込む酸素の量が少なく、更にその少ない酸素も血流が悪いためにうまく全身に運ばれない、という二重のデメリットが発生します。
③自律神経のバランスの乱れ
交感神経と副交感神経からなる「自律神経」は、
姿勢が悪いとうまく働かなくなってしまいます。
前述したように、猫背姿勢のような背中が丸まった姿勢では呼吸が浅くなるため、
交感神経の活動が活性化します。
不良姿勢が続くことによって、常に交感神経が優位な状態となってしまい、
副交感神経がうまく働かず、身体のリラックスや食べ物の消化吸収、良い寝付きなどができなくなります。
特に寝付きの悪さは睡眠の質の低下につながるため、
睡眠不足を引き起こし、体調の悪化につながってしまいます。
まとめますと、すぐに疲れてしまったり、
身体のあちこちに痛みが発生したり、脳機能が低下してしまったりと、
ワークパフォーマンスが著しく低下すると言われています。
快適に、そして高いパフォーマンスで仕事を行うためにも、
正しい座り方を知り、日々実践することはデスクワーカーにとって、
とても重要な意識するポイントです
では具体的に、正しい『理想』の椅子の座り方を作るための
ポイントを2つ共有していきます。
【①椅子の座面の高さ】
椅子に深く座り、背もたれの下側に骨盤と腰をあてます。
この状態のときに「足の裏全体が床についている」「股関節の角度が90〜100°」になる座面の高さに調節します。
足の裏全体が地面についていることで身体が安定し、良い姿勢を長い時間ラクにキープできるようになります。
※適時クッションを背中、お尻の下などに挟んで角度調整するのもGOODです。
【➁力み過ぎないよう背筋を伸ばす】
「良い姿勢をキープしよう!」と意識して “頑張りすぎる” と、身体の筋肉は収縮して、緊張します。
筋肉の収縮にはエネルギーが必要のため、姿勢の維持にエネルギーを使い続けてしまうと、すぐに疲れてしまいます。
疲れれば、姿勢は崩れていってしまうため、良い座り姿勢を長時間維持するためには「頑張らない」のが重要になります。
①の骨盤位置をキープしたまま、頭のてっぺんから糸で真上に引っ張られているのをイメージして、背すじを自然にまっすぐ伸ばします。
この時、決して上半身は力まず、積み木のように、骨盤の上に腰が乗っていて、腰の上に胸が乗っていて、胸の上に首があり、首の上に頭が乗っている、という状態を作りましょう。
【最後に】
正しい椅子の座り方をつくるために、特別にどこかの筋肉をトレーニング等で鍛える必要はありません。
ポイントを意識し、良い座り姿勢を維持しやすい環境を整えることで、
誰でもすぐに快適な座り方を身につけることが可能です。
ブログ読者様の快適なデスクワークライフを願っております!!!
文:営業部H・U