営業部Nです。
毎年の恒例ですが、「一年が早い」と言いたくなる季節がやってきました。
色々と振り返りたくなる季節ですね。
今年は去年と比べてどんな一年だったのか。
組織や個人としての成長はどんなものだったのか。
課題は解決してもまた新たな課題が生まれ、課題とは終わりなく常に存在するもので、ずっと付き合っていかなくてはならぬものです。
我々のビジネスフィールドである広告業界。
マス広告の衰退・インターネット広告の伸長という環境変化を踏まえると、従来型の広告代理店の広告ビジネスのまま成長を続けていくことはもはや困難。またインターネット広告市場は拡大していますが、広告主から投下される広告予算の行き先は狭められています。
Google
Yahoo!
LINEやFacebookやInstagramなどのSNS
所謂、巨大なシェアを誇る大手媒体以外のメディアが広告事業を拡大し続けることは容易ではありません。
そして広告代理店の存続危機たらしめているのが広告主のインハウス化とコンサル業界との競争の激化です。
インハウス化は当然の流れであって、デジタル広告の伸長に合わせてクライアントも経験が蓄積されて社内人材が育成されるわけで部署を立ち上げて自走しようとなります。代理店に委託する理由がないと手数料をわざわざ払ってお願いするわけないですよね。
そう。広告主がマーケティング分野で学習し成長して広告代理店が果たす役割や独自性は薄れつつあるのです。従来のモデルに固執せず、広告主に出来ないことや独自性を出してこのマーケットの変化に適応していかなければなりません。
そのような中、個人が生き残るにはどうすればいいのでしょうか?
私は非常に重要なことだと思うことがあります。
それはどこでも通用する能力やスキルを身につけることです。
新卒で入社してずっと同じ会社で働き管理職もして年収も高くなったとして、同じ業界の他の企業に即戦力として転職したけど結果が出ない…ということは結構あることだと思います。結果、すぐ退職したり体調壊したり…
言いたいこと。
その会社でしか通用しない経験を積んでいてはいけません。転職市場で価値ある経験を、他の会社に行っても通用する経験をしていなくてはなりません。それには常に、自分が働いている会社の外の世界(業界)と自分というものが交わっている必要があります。井の中の蛙では自分の評価なんて出来ませんし、他人と比べてどうなんだっけ?と測る術もないです。
このような意識を持ち「個」としてのスキルを磨いていけば、将来的に独立やインハウス化した企業にフリーランスで働いたり、転職しても活躍する力か身につくのではないでしょうか。
これからも広告は無くならないですし、関連したスキルやノウハウは必要とされるでしょう。
自分にはどんな強みがあるのか?
常に意識していたいものです。
文:営業部N