知識

沈黙は金

こんにちは。
運用部のHSです。

自分、昔から漫画を読むのが好きなので今もよく色んなジャンルの漫画を読みます。
連載分を読んで面白かったものは勿論、単行本も買ったりします。

で、単行本って、よく「おまけ漫画」みたいな数ページの漫画が追加で掲載されてる事あるじゃないですか。
あれ読んでる時、たまに「あ…これは読みたくなかったなぁ…」と思う事があるんです。

具体的に言うと「本編だけでちゃんと綺麗に終わっているのに、変な蛇足を追加しちゃってる」パターンの時です。

本編中では完全懲悪って設定の敵キャラクターの「実は、ちょっといい人な部分」を書いちゃった、おまけ漫画とか。
もう何か色々、台無しじゃないですか。

そういうのは二次創作界隈の方々に任せとけばいいんです。

あと「作者の日常」的な、おまけ漫画が載ってるパターンもよくあると思うんですが、これは当たり障り無いし安パイだと思うんですね。
しかし、たまに、その作者さんの「ある特定の団体に対する確固たる強い思想」が、とっても色濃く感じ取れる漫画とか。
「お、おぉ…」となります。

その人の思想と作品は切り離して考えるべきなんでしょうが、どうしても色々結び付けちゃいますしね。
読んだ事によって、その作品を100%楽しめなくなる情報を公式に展開されちゃうと、何だかなぁ…と思う事はあります。

似たような話で、バラエティ番組なんか見てても同じような事を感じる場面があります。

例えば、破天荒だったり、無礼な態度を芸風として売ってる新人芸人に対する、先輩芸人からの「いやー、こいつTVの前ではこんなですけど、裏では挨拶もしっかりするし、めっちゃ真面目ですからね」という、お決まりの振り。
それを受けての「ちょっと!!そういう事言わないでくださいよ!!営業妨害ですよ!!」という、新人芸人のこれまたお決まりの返し。

うん、知ってる。
多分あなたに言われなくても、みんな知ってる。

テレビの前では、こんなに無礼で破天荒な彼もお仕事でやってるって事。
一定以上の社会性が無いと生きていけない世界だろうし、多分裏ではちゃんとしてるんだろうなって事。

そして、こんな使い古された振りをする先輩芸人は「そろそろ時代に追いつけなくなってきてるな…」って周りの演者から思われてるんだろうなって事。
あと、振られた新人芸人の方も「こんなありきたりな振りの上手い返し方くらい用意しとけよ…」って、スタッフの人から思われてるだろうなって事。

最早、誰も得していない。
たった一言のセンスの無い爆弾のせいで全滅です。

集団の中での自分の立ち位置踏まえ、自分の発言が周りにどんな影響を及ぼすかを考えたうえでの行動や発言が出来る「客観性」を携える事って凄い大事。

で、結局こんな取り留めのない話を長々として何が言いたかったのかというと、ここでやっとタイトルに繋がるわけです。
あるタレントさんが言った【歳とってやっちゃいけないことは「説教」と「昔話」と「自慢話」】という有名な言葉がありますが、これ本当にその通りだと思います。

この言葉通り、年齢が上がれば上がる程、客観性って携えていない事が、周囲の人々の迷惑にほぼ直結する可能性が高いので、特に重要になってくると思います。
仕事の現場なんかだと「余計な一言」や「余計な行動」が切っ掛けとなって、死活問題になるなんて事も全然ありえますしね。

また、仕事だけでは無くプライベートの様々な人間関係でも同様です。
学生時代と違い、決まった時間と場所に定期的に集まる訳でもないので、一回こじれたらそれっきりという事も、往々にして起こり得ますからね。

【老害】と呼ばれる年齢に片足突っ込んでしまっているので、客観性を大事にし「余計な事言うくらいなら黙ってろ!!」をモットーに円滑な社会生活を送っていきたいものです。

文:運用部HS