こんにちは。運用・デザイン部のADです。8月に入り、夏の暑さがいよいよ本格化してきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
今回は少し趣向を変えて、私の休日の過ごし方とともに、愛猫との暮らしについてご紹介します。
夏は猫にとっても過酷な季節
人間と同様、猫にとっても夏は体力を消耗しやすい季節です。高温多湿な環境は、私たち以上に猫にとって負担となることがあります。特に注意が必要なのは以下のような症状や病気です。

猫が夏に陥りやすい症状・病気
- フィラリア症:フィラリア症とは、蚊が媒介する寄生虫「犬糸状虫(フィラリア)」によって引き起こされる病気で、主に犬の心臓や肺動脈に寄生します。猫は寄生されにくいとはいえ、感染すると呼吸器症状や突然死など深刻な問題を引き起こすことがあり、予防がとても重要です。
- 熱中症:室温が高く、風通しが悪い場所に長くいると体温が上がりすぎてしまうことがあります。呼吸が荒くなる、よだれが出る、ぐったりするなどの症状が見られます。
- 脱水症状:水をあまり飲まない猫は、気づかないうちに脱水気味になっていることも。夏は水分補給を促す工夫が必要です。
- 食欲不振:暑さで食欲が落ちると、体力も落ちやすくなります。栄養バランスにも注意が必要です。
- 皮膚病・ノミダニ:湿気や高温が原因で皮膚のトラブルが増える時期でもあります。こまめなブラッシングと環境の清潔さを保つことが大切です。
- 尿路系トラブル:夏場は飲水量が減ることで尿の濃度が上がり、膀胱炎や尿石症といったトラブルにつながることもあります。特にトイレの回数が減っている場合は注意が必要です。
わが家の取り組み
うちの猫は、マイペースで好奇心旺盛な性格ですが、夏は丁度良く涼める場所を求め家中を移動しています。健康維持のためにも次の工夫をしています。
- 予防接種:普段から蚊を寄せ付けないことを意識しています。家では念の為、フィラリアの予防接種を行っています。ペットショップでも行えますが、皮膚に合うなら市販薬でも安く手に入るので、家ではそれを使っています。
- エアコンのタイマー管理:日中も温度が上がりすぎないよう、部屋の全体温度が26~27℃を目安に設定しています。また、1つの部屋ではなく、多くの部屋へ行き来できるようにし、常に移動できるようにしています。
- 冷却グッズの設置:冷却マットを部屋に配置して、好きな場所で涼めるようにしています。
- 水の種類を増やす:普段の水に加えて、ペット用のヤギミルクや鰹だし風味の水、チュールなどを水で溶かすなどを試し、飲水量が増えるようにしています。
- トイレの観察:トイレ掃除のついでに排尿回数や尿の色をチェックするようにしています。少しでも異常があれば、すぐにかかりつけの動物病院に相談するよう心がけています。
猫と過ごす夏の休日
休日は猫と一緒に涼しい部屋で過ごすことが多いです。ブラッシングをしながら体調チェックをしたり、新しいおもちゃで一緒に遊んだり。時には窓際で一緒に外を眺めながら、静かな時間を楽しんでいます。
こうしたひとときが、猫との信頼関係を深める大切な時間になっています。

最後に
猫は言葉で体調不良を伝えることができません。だからこそ、私たちが変化に敏感になり、少しの異変にも気づいてあげることが大切です。
この夏も、元気に乗り越えてくれるように。愛猫と過ごす時間を大切に、毎日をていねいに積み重ねていきたいと思います。
文:運用・デザイン部AD