こんにちは、スタッフのTKです。
仕事中に無駄話をしている人がいたとして、あなたはどう思いますか?
「雑談ばかりしていて、ちゃんと仕事しているのか?」
そう思う派だとしたら、その認識、誤りです。
仕事中に雑談をすることはあまり良くないと思われがちですが、実はそうではありません。
コロナが奪い去ったものは『雑談』だったという話があります。
新型コロナウィルスが猛威を振るった2020年、人々から自由な会話が奪われました。
移動中の電車内で会話をすると白い目で見られたり、外出時の食事は黙食など、話さないことを良しとする風潮が生まれました。
リモートワークで誰とも話さずに過ごし、出社したとしてもデスクとデスクがアクリル板で遮断され、どこか話すことが悪いことのような空気感がありました。
雑談は仕事において非常に重要なものです。
雑談を通してコミュニケーションが円滑になり、何でもないことでも話しやすくなり、結果チームの雰囲気がよくなります。
打ち合わせでも最初の2分は雑談をするのがよいとも言われます。
ポイントは「心理的安全性」。
心理的安全性とは、チームの中で自分の意見や考えを安心して自由に発言できる状態の度合いを指し、パフォーマンスが高いチームは心理的安全性がきわめて高いという調査結果をGoogleが発表し注目されました。
心理的安全性が高いチームは、メンバー同士が自由に意見を出しあえる環境が整っており、失敗を恐れずに挑戦できるため、結果としてパフォーマンスが向上するということです。
「私の意見を言ったらどう思われるか不安」
「私の意見を話しても嫌な思いをする」
「私の意見など言う価値はない」
そう感じると、人は発言するのをやめます。
これ以上傷つかないよう防衛本能が働き、殻に閉じこもります。
これは心理的安全性が非常に低い状態だといえます。
そんなチームではたして成果を出せるでしょうか。
個人の頑張りにより結果に繋がることはあるかもしれませんね。
でも、チームとして機能しているといえるかは疑問です。
何も発言しないメンバーがいたとしたら、それはチームが危機的状況にあると捉えなければいけません。
「雑談力」はビジネスパーソンに必須のスキルと言われています。
雑談のなかから新しいアイデアが生まれたり、気付きをえられることもありますよね。
私自身は口下手な方でコミュニケーションが上手いとはいえませんが、仕事ができる人は「雑談力」に優れていると感じています。
今後磨いていきたいスキルのひとつです。
文:スタッフTK