経営管理部

プライマリーバランスの話

経営管理部T・Hです。
今回はプライマリーバランスの話をしたいと思います。

PB黒字化目標とは

政府の財政状態を示す重要な指標として、プライマリーバランスがあります。略してPBです。
PBとは、行政サービスを税収で賄えているかどうかを示す指標の事です。
現状は、税収だけでは行政サービスにかかる費用を十分に賄えておらず、言わば赤字の状態になっているそうです。そして、赤字の分は借金をして賄っていると言われています。
これでは健全な財政とは言えないので、行政サービスと借金の利息は税収で払えるようになりましょう。というのがPB黒字化目標です。

黒字化のために何をするのか?

このような理屈の上でPBの黒字化を目指してきました。大雑把に言えば、公共事業を縮小して、民営化を進め、社会保障制度を見直し、増税をします。経済成長に影響しそうな産業に対しても借金してまで投資はしません。いわゆる緊縮財政です。
一方で、将来的な経済成長の基盤となる分野への投資を強化し、経済活性化の結果として税収を増やす事で、財政の健全化を目指す方法が有ります。いわゆる積極財政です。

積極財政について

積極財政は、短期的には需要が増えるために、減税等のインフレ対策が必要となります。しかしながら、長期的には供給能力を押し上げインフレが解消され、国内総生産が伸びて景気が回復していきます。結果として税収が増えるという内容です。

必要なのは成長戦略

ここで肝心なのが成長戦略です。実質賃金の低下は企業の内部留保が原因の一つと言われています。未来が見えない現在においては当然かも知れません。骨太の方針において長期的な戦略を示さなければ、企業は設備や人材に投資をしないでしょう。
この積極財政には国債の発行が必要になりますが、これについては又の機会にしたいと思います。

文:経営管理部T・H